ジュニア大会での学校名公表に関する趣旨と意図について
全日本ジュニア大会では、選手紹介の際に「所属学校名」をアナウンスしています。
これは、大会運営の透明性を高めることに加えて、ヨーヨーに取り組む選手の活動を学校や地域の皆さまにも知っていただき、選手・学校・地域それぞれにとって良いきっかけにつながれば、という思いから行っているものです。
ここでは、その背景と日本ヨーヨー連盟としての考えをご説明します。
ジュニア大会創設の経緯
競技ヨーヨーは、これまで学校生活の中では「おもちゃで遊んでいる」と見られてしまうこともあり、スポーツや競技活動として理解してもらうことが難しい場面がありました。
そのため、真剣にヨーヨー競技へ取り組んでいる学生の中には、学校生活の中で活動を続けていくことに難しさを感じる選手もいました。
日本ヨーヨー連盟では長年、競技の普及や大会運営に取り組む中で、
「ヨーヨー競技が教育活動やスポーツのひとつとして認められ、子どもたちが自分の活動に誇りを持って続けられる環境をつくりたい」
と考えてきました。
そうした思いから、
- これからのヨーヨー界を担う若い選手たちが、のびのびと競技を続けられる環境をつくること
- まだ競技歴の浅い選手でも気軽に参加でき、活躍できる場をつくること
を目的として、2017年に全日本ジュニア大会を創設しました。
1. 学校スポーツ・教育活動としての意義
学校名や学年などの所属情報をご紹介しているのは、選手が学校生活を送りながら競技に挑戦し、成長していることを、より多くの方に知っていただきたいと考えているためです。
水泳競技や陸上競技、音楽コンクールなどでも、参加者の氏名とともに所属学校が紹介されることがあります。
ヨーヨー競技についても、学校や自治体、地域の皆さまから一つの競技・活動として認知していただき、選手が「学校に通いながら真剣に取り組んでいる活動」として胸を張って続けられる環境をつくっていきたいと考えています。
所属学校をご紹介することは、そのための一つの取り組みでもあります。
選手の活動が学校や地域に知られることで、「学校に通う生徒がヨーヨー競技に真剣に取り組んでいる」ということが伝わり、学校・地域・保護者の皆さまにも、その挑戦を一緒に応援していただくきっかけになります。
また、学校にとっても、学校だよりや広報などで「本校の生徒が大会で活躍しています」と紹介しやすくなります。
実際に、学校内で活動を紹介していただいたり、表彰していただいたりすることが、ヨーヨー競技への理解や活動環境の改善につながることもあります。
選手にとっても、自分が頑張っていることを学校や周囲の方に知ってもらい、認めてもらえることは、大きな励みになります。
そこから学校の中でヨーヨーに興味を持つ仲間が増え、新しい活動につながっていくこともあります。
こうした小さなつながりを積み重ねながら、学校や自治体、地域の中でも、ヨーヨー競技をより身近なスポーツ・競技活動として認知していただける環境をつくっていきたいと考えています。
2. 運営の透明性と選手プロフィールの明確化
所属情報をご紹介することには、大会運営上の意味もあります。
選手の学校・学年などの情報を確認することで、
- カテゴリー分け(小学生・中学生・高校生)
- エントリー資格
- 大会記録
などを分かりやすくし、大会運営の透明性を保つことにもつながります。
また、観客やメディアの皆さまにとっても、「どの地域・どの学校から参加している選手なのか」が分かることで、選手をより身近に感じていただき、応援するきっかけにもなります。
大会での活躍が、地域や学校での新しい活動につながることもあります。
3. 選手・保護者の皆さまのご希望を大切にします
一方で、学校名などの個人情報を公表することに、不安を感じられる選手や保護者の方がいらっしゃることも十分に理解しております。
学校名の公表を希望されない場合は、無理に公表していただく必要はありません。
地域名やクラブ名での紹介に変更するなど、それぞれのご希望に合わせて柔軟に対応いたします。
学校名の非公表をご希望の場合は、参加申し込みの際に登録フォームからお知らせください。
安心して大会に参加していただくことを、何より大切にしています。
最後に
全日本ジュニア大会では、学校名をご紹介するようになった背景や、その意義をこれからも大切にしていきたいと考えています。
同時に、選手や保護者の皆さまの考え方やご事情もそれぞれ異なります。
そのため、学校名の公表を一律にお願いするのではなく、一人ひとりのご希望を尊重しながら、できる限り柔軟な大会運営を続けてまいります。
すべての選手が安心して大会に参加できること。
そして、ヨーヨーを好きな子どもたちが、学校や地域の中でも応援されながら、楽しく競技を続けていけること。
そのような環境を少しずつ広げていけるよう、日本ヨーヨー連盟としてこれからも取り組んでまいります。
皆さまのご理解とご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。
日本ヨーヨー連盟
